【紅葉の和ハーブ in 越後湯沢】
落葉樹の森の木漏れ日の下に色づいた葉が美しく舞い落ちる。
その姿は儚さを感じさせるけど、それは植物が生きている証、息吹、”生命のダイナミズムだと僕は思う。
「落葉樹」とは、冬の寒さと乾燥から身を守るため、光合成を犠牲にする事を条件に、“葉を落とす戦略”を選んだ植物達。
鮮やかに深紅に染まるのは蝋がとれる「ヤマウルシ」。
赤は抗酸化成分の代表アントシアニン、寒暖差が、その色素量を左右する。
黄色に褐色のソバカスをつけるのは森のアロマの王様「クロモジ」。
黄は脂溶性抗酸化成分カロテノイド。
じつは、全ての葉に宿る重要色素だ。
黒に近い褐色に変わるのはドングリの王様「ブナ」。
褐色はポリフェノールが酸化した色、紅茶の発酵と同じシステムだね。
白色に“紅葉”する変わり種は山菜の王様「コシアブラ」だ。
明るい場所は黄が少し残り檸檬色に、暗ければ見事に色素が抜けるという。
足を止めて深呼吸をすれば、「サクラ」や「カツラ」の様に落ちた後に発酵して香り成分を作る“落葉アロマ”を感じることもできる。
ここに葉が落ちない常緑樹が混じり森の色彩の鮮やかな競演は、“それぞれの木の生き方の選択”をまさに”彩る”・・!
そして葉が落ちた木々を見れば、生命詰まった、個性豊かな冬芽たち。
春の芽吹きに思いを馳せようか!
冬の森も捨てたもんじゃないぜ
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#森の息吹
#落葉樹
#自然のちから
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